⼀般財団法⼈⾮営利組織評価センター(所在地:東京都港区、理事⻑:太⽥ 達男)は2022年1⽉6⽇、新たに下記の7団体のグッドガバナンス認証団体を公開しました。
全国で累計50団体となり、大阪府、三重県、島根県では初めてとなる認証団体が誕生しました。
法人格別では、一般社団法人では初、NPO法人(認定含む)や社会福祉法人が取得しました。
全国23都道府県50団体、⼤阪・三重・島根では初の認証団体が誕生
■新たにグッドガバナンス認証を取得した7団体
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特定非営利活動法人 石巻復興支援ネットワーク(宮城県石巻市)
一般社団法人 エンドオブライフ・ケア協会(東京都港区)
認定特定非営利活動法人 マドレボニータ(東京都渋谷区)
特定非営利活動法人 HA-HA-HA(三重県津市【初】)
社会福祉法人 みねやま福祉会(京都府京丹後市)
認定特定非営利活動法人 プール・ボランティア(大阪府大阪市【初】)
認定特定非営利活動法人 自然再生センター(島根県松江市【初】)
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グッドガバナンス認証は、市⺠参加の度合い、環境への配慮、財務・会計、社会への情報発信など組織運営に関わる27の評価基準を書⾯と訪問で審査。さらに外部の有識者から成るグッドガバナンス認証審査委員会の審議を経て認証されます。企業や⾏政などが⾮営利組織と連携するときの⼀つの信頼性の指標として、⼀定⽔準以上の組織運営能⼒が認証されます。⼀定⽔準以上の組織運営能⼒が認証された団体は、現在、23都道府県に50団体あります。 |
特定非営利活動法人 石巻復興支援ネットワーク(宮城県石巻市) |
石巻の「お母さん」たちが子育て支援、震災以来 10 年続く |
団体概要:私達やっぺすは、 「私らしく生きるが叶えられるまち」を目指し、 女性活躍推進・子育て支援・
代表者メッセージ:私達の団体は、東日本大震災を機に活動を始めました。仮設住宅のコミュニティ支援から始まり、女性活躍推進、子育て支援等、目の前の課題解決に我武者羅に走り続けてきました。復興から先の未来を、地域の皆様と応援してくださる皆様と共に作り続けていくためにも、信頼できる団体としてグッドガバナンス認証をいただけましたことを大変嬉しく思います。先行き不透明な時代ですが、グッドガバナンス認証を通じて、社会課題の解決が益々促進されることを期待いたします。
代表理事(共同代表):髙橋 洋祐、柏原 としこ |
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一般社団法人 エンドオブライフ・ケア協会(東京都港区) |
人生の最後を穏やかに「看取る」、援助者養成事業を全国で |
団体概要:エンドオブライフ・ケア協会は、限られたいのちに関わる現場で培ってきたホスピスマインドをもとに、人生の最期まで「私」にとっての豊かさ(Well-being)を実感できる社会をめざし活動しています。地域福祉・教育に関わる多様な関係者と連携しながら、一部の専門家だけではなく、子どもから高齢者まですべての人が苦しむ人と関われる、担い手とコミュニティの育成を行っています。
〇Theory of Change:https://youtu.be/s2VzSm4dFx8
代表者メッセージ:2011年3月11日の仙台の夜空は、いつも以上に星が輝いていました。停電のため夜空が暗かったからです。これらの星は亡くなった人が天国に行くための目印になったと言われています。人生においても同じことが言えます。苦しいときだからこそ、自分にとって大切な支えに気づくことを、多くのお別れを通して学んできました。限られたいのちの苦しみを抱えた人との関わり方は、個人やコミュニティのレジリエンスを強めるための有効な方策であると考え、活動してきました。この度、グッドガバナンス認証をいただき、心から感謝しております。格差が広がる社会において、ホスピス・マインドを持った人が、これからの時代に求められていることを心に留め、関連する行政、学校、各種支援団体の皆様と協働しながら、ミッションに取り組んで参ります。
代表理事:小澤 竹俊 |
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認定特定非営利活動法人 マドレボニータ(東京都渋谷区) |
産前・産後のケアで、健やかな体と心を「エンパワー」 |
団体概要:マドレボニータは、「産後を起点とする社会問題の解決」を目指し、1998年より産前・産後のヘルスケアプログラムの開発・研究・普及に尽力してきました。全国約60箇所での「産後ケア教室」や「産前・産後のセルフケアオンライン教室」を開催するほか、法人向け「復職支援プログラム」の提供、多胎児の母やひとり親などの受講料を補助する「産後ケアバトン制度」運営、インストラクターの養成、産後の実態調査などを行っています。
代表者メッセージ:行政による産後ケア事業の実施や、育児介護休業法の改正により、“産後・子育ては母親だけでなく、家族や地域社会全体で担うべきもの”という認識が徐々に浸透してきていますが、それでもなお、多くの出産後の女性が、様々な変化に戸惑い、悩み、壁にぶつかっています。「産後」を心身ともに健康に過ごすために、母となったすべての人が、そして、その家族が、産後ケアに取り組める社会。産後うつ、乳児虐待、夫婦不和など、「産後」が起点となる社会問題の解決を通して、自分らしく自らの力を発揮できる社会の実現を目指します。
代表理事(共同代表):中桐 昌子、山本 裕子 |
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特定非営利活動法人 HA-HA-HA(三重県津市【初】) |
障がい児の発達から就労まで、三重県で長期的な支援続ける |
団体概要:医療・教育・心理・福祉等専門職が在籍、地域と融合するため、障がい児通所支援に留まらず、津市で初めて保育所等訪問支援に十分な環境を整備。障がい児相談支援、成人の相談支援も開始、訪問環境を全て揃え、幼保園・学校・事業者間の繋ぎ役をしています。加えて、津市の受講委託『ペアレント・プログラム』実施事業者となり、保護者支援も充実させます。上記以外にも大人が突飛なことを率先し、具体的・理論的に活動しています。
代表者メッセージ:障がい児・者の総合支援が目標です。そのために大人と子どもと、みんなが遊びながら、就労・社会適応を目標として、自分たちにできることを増やしています。子どもが将来を掴み取る、そのために必要な支援をなんでもやっちゃえ!と、子どもが選択すれば新しい取組もできるように環境を作ります。そのためプログラムはありません。そして子どもの支援ではエビデンスベース、少なくとも目的や理論が説明できる支援を行います。
理事長:大越 加奈 |
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社会福祉法人 みねやま福祉会(京都府京丹後市) |
人権尊重の福祉サービス、理念は戦後・京都の乳児院から |
団体概要:戦後の混乱の中、1950年11月峰山乳児院の誕生から始まりました。その後、幼いこどもから、お年寄り、障害のある方など、すべての人々の可能性に奉仕することを願い、福祉事業を続けています。施設種別の垣根を越えた活動や、ノウフク連携など、従来の福祉の枠にとらわれない活動にも力を入れています。最近では、社宅を準備するなど、他府県からの職員採用や国際貢献の一つとしての技能実習生の受け入れに対応するよう努めています。
代表者メッセージ:「グッドガバナンス認証を得て」
戦争で傷ついた子ども達へ、大人の責任を果たそうとして、我が法人は誕生しました。無限の可能性を持つ子ども達の未来に奉仕したいと、2人の創設者が意気込んで始めたのです。それから71年の月日が流れました。今は、子どもから、障がい者、老人にいたるまでの福祉施設を経営しながら、地域にある福祉課題に積極的に関わろうと、福祉領域を超えて、様々なことに取り組んでいます。この地域の安定と安心と、そして発展充実を目指しています。老いも若きも、男も女も、さらに障がいのある人もない人も、一緒に我が街の発展と暮し易さ、居心地の良さを求めて協働しています。個を守るための障壁が必要なことも踏まえて、ごちゃまぜの福祉です。
この時の認証に心から感謝いたします。未来へ向けて大きな弾みとなります。
理事長:櫛田 匠 |
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認定特定非営利活動法人 プール・ボランティア(大阪府大阪市【初】) |
障害者も高齢者も楽しく泳げるーー水の中のボランティア |
団体概要:「障害者も健常者も、ともに楽しめるプール社会の実現」(定款第 3 条)1999年に大阪で設立された日本で最も古いスポーツNPO、事業型 NPO 法人です。「水の世界もバリアフリーに!」を合言葉に、大阪市を中心に市民プールで、毎年、のべ約 4,000 名の障害者を、泳げるボランティアがマンツーマンで水泳指導やプール・リハビリをしています。 2018 年度からは、「ヘルプマーク・スイムキャップ」を全国に無償配布しています。 ※プール・ボランティアは登録商標です。
代表者メッセージ:みなさんこんにちは。 「特定非営利活動法人プール・ボランティア」が誕生した直後から、その反響の大きさに驚いています。組織的なサポート活動という点では、日本で初めての活動であり、「プール・ボランティア」という言葉も以前にはありませんでした。これから も、一人でも多くの障害を持つ人々に「楽しく安全に水と親しむ」というPVの輪を広げていきたいと考えています。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
理事長:岡崎 寛 |
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認定特定非営利活動法人 自然再生センター(島根県松江市【初】) |
島根の「ふるさとの水辺」専門家と市民がともに創る |
団体概要:中海での自然再生への調査研究を行いながら、さらに住民が参加できる楽しい活動、非営利組織経営と事業展開をしてきました。理念と活動のもと、先人が築いた歴史的文化の豊かな地域で、多様な関係者と協力し知恵を出し合いながら「ふれる・学ぶ」「研究・調査」「情報発信・交換」の3つの活動であり、どの活動も「未来につなげ、ふるさとの水辺」が共通コンセプトです。グッドガバナンス認定をさらに強みとし、組織運営・人材育成にさらに努めていきます。
代表者メッセージ:私達は、中海・宍道湖とその流域で、自然環境の再生と人・物・経済が持続的に発展・循環していけるような社会の実現を目指しています。活動は「ふれる・学ぶ」「研究・調査」「情報発信・交換」の3つの活動であり、どの活動も「未来につなげ、ふるさとの水辺」が共通コンセプトです。理念と活動のもと、先人が築いた歴史的文化の豊かな地域で、多様な関係者と協力し知恵を出し合いながら、より良い未来と地域づくりに貢献できたらと考えております。
理事長:松本 一郎 |
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グッドガバナンス認証 全50団体の一覧:https://jcne.or.jp/gg/
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◇◆◇◆◇◆◇一般財団法人 非営利組織評価センターについて◇◆◇◆◇◆◇
団体名:一般財団法人 非営利組織評価センター
所在地:〒105₋0001 東京都港区虎ノ門1丁目11-2 日本財団第二ビル3階
理事長:太田 達男
設立:2016年4月1日
電話番号:03₋6457₋9721(平日9時30分~17時30分)
URL:https://jcne.or.jp/
事業内容:評価・認証事業の実施・公開、評価・認証制度に携わる人材育成ほか
<本リリースに関するお問い合わせ>
一般財団法人 非営利組織評価センター 事務局(広報担当:浦邉 智紀)
E₋mail:office@jcne.or.jp