シズオカシショウガイシャキョウカイ
認定特定非営利活動法人 静岡市障害者協会
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2019/12/11現在
- 法人名
- 認定特定非営利活動法人 静岡市障害者協会
- 活動分野
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- 保健、医療、福祉
- 人権、平和
- まちづくり
- 災害救援
- 学術、文化、芸術、スポーツ
- 認証番号
- 2019G(0)0014
- 認証有効期間
- 2019/12/11~2022/12/10 [更新評価中]
- 団体HP
- http://www4.tokai.or.jp/shizu-shokyo/
- 所在地
- 静岡県
- 代表者名
- 牧野 善浴
- 代表者メッセージ
この度、日本で14番目のグッドガバナンス認証をいただいた、静岡市障害者協会の会長の牧野善浴です。障害者の相談と災害時の対応についてのメッセージです。
厚労省が最近「断らない相談」と言い始めましたが、まだ緒に就いたばかりです。私どもは設立時から、障害者110番相談という「何でも相談」に対応してきました。その中には、いわゆる8050問題(高齢になった親が障がいのある子を抱え共倒れしそうな状態)や罪を犯したり被害にあったりした障がいのある人の相談司法の機関との調整を根気よくやってきました。例えば現場では8050問題をケアマネさんや地域包括支援センターと連携して対応していますが、市からは連携の指示はまだ出ていません。また弁護士の中には、裁判で執行猶予付の判決を勝利として良しとし、お金や引き取り手のない知的障害者を裁判所の前で見送る方もいます。行政や司法の機関等が限界を設け、自己満足に陥ると、結果、助けを必要としても取り残される人が出ます。委託の相談機関として税金だけでは解決できない課題を謙虚に受け止め、課題解決の具体化に大胆に取り組んでいます。
さらに自主事業として災害時の要援護者支援にも注力しています。車イス利用者や知的障がいのある人などと避難所訓練で一緒に一泊するだけで一般市民には学習になります。ただ避難所宿泊訓練をしている地域はほとんどないにも関わらず、いざ本番の時、避難所が立ち上がり上手く運営できて、要援護者も取り残さないでしょうか? 私たちは、災害発生時にも生き残り、避難生活も快適に過ごしたいと考えており、宿泊訓練を実施する中で課題を見つけ、解決策を模索しています。「私たちは生命や生活や人生を、例え災害が起こったときも諦めるつもりはない。私たち抜きに災害対策を作らないで!」というお願いです。
私たちはSDGsがいう「誰ひとりとして取り残さない社会」の実現に挑戦しています。- 団体概要
静岡市障害者協会は日本では珍しく、種別を問わない障害がある人たちのための団体です。 身体障がい、知的障がい、精神障がいの団体のほか、難病や発達障がいの関係者や個人も会員です。
2005年9月に創立、2011年にNPO法人化、2017年には認定NPO法人を取得。
会員は40団体・個人。役員は障害者団体の役員などが理事9名、監事2名。
予算規模は委託事業費の約35百万円(2019年度)で、職員は8名。
1 静岡市からの委託業務
・基幹相談支援センター(市内唯一:障害者自立支援協議会の運営協力、110番相談)
・障害者虐待防止センター(虐待コア会議への出席、虐待防止と市民への啓発)
2 自主事業
・防災委員会(要援護者支援と宿泊防災訓練8回主催、地域の防災訓練へ4回協力)
・移動支援・バリアフリー委員会(ガイドヘルパーと社会参加、差別解消)
・研修部門「障害者プランの勉強会」(タイムリーなテーマでの研修・勉強)
アドバンス評価
アドバンス評価は、NPOの目指してほしい姿として、4つの領域を設定し、評価の基準(全27基準)を設けました。
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学びと創造
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市民参加と連携・協働
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自立と自律
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社会的責任と信頼
〈学びと創造〉
組織の事業活動を実践する上で基盤となる、組織の内部と社会に対する責任と情報公開
●受益者本位の視点によるニーズの把握と改善
●課題の共有と改善
●創意工夫、及び人材の育成
●社会への情報発信と啓発活動
〈市民参加と連携・協働〉
組織のマネジメント、総会、理事会、監事の権限分配と主体的な自立と自律の意思決定執行管理
●市民参加
●連携・協働
●寄付
〈自立と自律〉
組織の基本的な姿勢で市民の自由な発想と参加に基づく活動形態と協働による価値の創造
●事業運営
●リスクの管理
●ガバナンス
●財務と会計
〈社会的責任と信頼〉
組織の事業活動を実践する上で基盤となる、組織の内部と社会に対する責任と情報公開
●人権尊重と環境への配慮
●コンプライアンス
認定特定非営利活動法人 静岡市障害者協会のメディア掲載
静岡新聞 朝刊 2019年12月19日 掲載
静岡市障害者協、グッドガバナンス認証取得 静岡県内初