評価制度は双方向的なコミュニケーションを取り、団体からの理解のうえに成り立つ制度です。日本非営利組織評価センターは昨年度に続き、2つの評価制度についてアンケートによる調査を行いました。
満足度などの数字によって評価制度の使いやすさを示すとともに、「評価を受けた団体の実際の声」をお知らせします。第三者組織評価をより身近に感じていただけますと幸いです。
アンケート結果はこちら:https://jcne.or.jp/data/jcne2022q.pdf
アンケート調査結果<2022年度版>概要
①グッドガバナンス認証が取りやすくなっています
②グッドガバナンス認証の更新が好調です
③2つの評価ともに、高い満足度を維持しています
④2つの評価ともに、提出書類の手間やストレスが軽減されました
- グッドガバナンス認証が取りやすくなっています
グッドガバナンス認証の認証率は、46%→57%に上がりました。評価ポイントを整理したことで、評価から認証までスムーズに行えるようになりました。
- グッドガバナンス認証の更新が好調です
グッドガバナンス認証の更新率が79%でした。3年間の認証有効期限を迎えた団体のうち、約8割が更新に申し込んでいます。
- 2つの評価ともに、高い満足度を保っています
ベーシックガバナンスチェック、アドバンス評価ともに、70%以上の団体が「とても満足」「満足」と回答しています。
- 2つの評価ともに、提出書類の手間やストレスが軽減されました
評価において「不便やストレスを感じた」と回答している団体は、ベーシックガバナンスチェックでは43%→29%に減少しました。評価の流れ全体をシステム化によって改善し、評価を受けやすくなりました。
また、アドバンス評価についても、100%→20%以下に大きく減少しました。提出書類を整理し軽減した効果である可能性があります。
(注)数字はいずれも2021年度アンケート調査結果との比較。
その他、システムの手順が分かりづらいなどの改善を求める声も寄せられました。グッドガバナンス認証制度については、取得後のメリットに関する要望や、制度自体の知名度向上を求める声が寄せられました。引き続き改善を行って参ります。
ベーシックガバナンスチェック制度とは?
非営利組織の組織運営について、法令・定款に基づいた基本的なガバナンスが適切に行われているかどうかを提出書類・セルフチェックをもとに簡易的に評価するものです。
ベーシックガバナンスチェックのお申し込みはこちら
https://jcne.or.jp/catalog/
アドバンス評価(グッドガバナンス認証)制度とは?
提出書類による書面評価・3時間のヒアリングによる訪問評価を組み合わせた評価です。アドバンス評価基準をすべて満たした団体のみがグッドガバナンス認証審査に進むことができます。
アドバンス評価(グッドガバナンス認証)のご相談はこちら
https://jcne.or.jp/consultation_form/
前回までのアンケート調査結果はこちら:
2020年度アンケート調査結果 https://jcne.or.jp/data/bgc2020q.pdf
2021年度アンケート調査結果 https://jcne.or.jp/2022/04/15/news-86/