評価制度は双方向的なコミュニケーションを取り、団体からの理解のうえに成り立つ制度です。非営利組織評価センターは昨年度に続き、２つの評価制度についてアンケートによる満足度調査を行いました。アンケートに寄せられた「実際に評価を受けた団体の声」をお知らせいたします。

アンケート結果はこちら： https://jcne.or.jp/data/jcne2021q.pdf

ベーシックガバナンスチェック制度
非営利組織の組織運営について、法令・定款に基づいた基本的なガバナンスが適切に行われているかどうかを提出書類・セルフチェックをもとに簡易的に評価するものです。
2021年度は184団体に対して評価を行い、評価結果とともにアンケートフォームをお送りしました。75団体から回答があり、回収率は41％になりました。

アンケート実施概要
集計対象：2021年4月1日~2022年3月31日までに評価が確定した184団体。
アンケート回収方法：評価結果の連絡とともにアンケートフォームのURLをメールで送信し、アンケートフォーム上で回答いただきました。

アドバンス評価（グッドガバナンス認証）制度
提出書類による書面評価・３時間のヒアリングによる訪問評価を組み合わせた評価です。アドバンス評価２７基準をすべて満たした団体のみがグッドガバナンス認証審査に進むことができます。
2021年度は32団体に対して評価を行いました。うち、アンケートフォームは2021年9月以降に評価を実施した23団体に対して送付し、21団体から回答がありました。回収率は84％になりました。

アンケート実施概要
集計対象：2021年9月~2022年3月までにアドバンス評価を行った23団体。
アンケート回収方法：ヒアリング終了後にアンケートフォームのURLをメールで送信し、アンケートフォーム上で回答いただきました。

概要

★９割近くの団体が「助成財団・企業」に、７割以上の団体が「寄付者や支援者の方々」に評価結果をアピールしたいと回答しています。事業で関わりのある様々な方に信頼性をアピールしたいと考えていることがわかります。

★評価の満足度について、ベーシックガバナンスチェックでは34％の団体が、アドバンス評価では57％の団体が「とても満足」であると回答しています。ヒアリングを組み合わせて丁寧に行うアドバンス評価の方が、より満足度の高い結果になりました。

★「団体にとって組織評価はメリットがあると感じた」に対し、「当てはまる」「やや当てはまる」の回答が９０％以上ありました。担当者レベルではなく、組織全体にとってメリットがあると感じています。

その他、書類準備の負担軽減について求める声も寄せられました。ベーシックガバナンスチェックは2022年度からシステム化を行い、サポート体制を整えました。アドバンス評価は基準・評価手順の見直しを行ってまいります。

前回のアンケート結果はこちら： https://jcne.or.jp/data/bgc2020q.pdf

 ベーシックガバナンスチェックのお申し込みはこちら
https://jcne.or.jp/catalog/

アドバンス評価（グッドガバナンス認証）のご相談はこちら
https://jcne.or.jp/consultation_form/