文字
サイズ

制度のご案内

HOME / 制度のご案内 / ベーシックガバナンスチェック制度

ベーシックガバナンスチェック制度

概要

ベーシック評価基準25項目に基づく簡易的な組織評価です。

非営利組織の組織運営について、法令・定款に基づいた基本的なガバナンスが適切に行われているかどうかを評価するものです。結果はベーシックガバナンスチェックリストで公開され、継続的に第三者評価を受け、情報開示に積極的な透明性の高い団体であることを社会へアピールできます。

ベーシック評価基準のうち項目1~11については、被評価団体から提出された団体情報と書類をもとに第三者評価を行います。項目12~25については被評価団体のセルフチェック回答をもとに判断します。

評価対象

対象法人 特定非営利活動法人(認定・特例認定含む)

一般社団法人(非営利型)

一般財団法人(非営利型)

公益社団法人

公益財団法人

社会福祉法人

対象書類 ・被評価団体から提出された定款・規約・マネジメント運営過程の
記録書面・被評価団体のセルフチェック回答データ・登記情報提供サービスから取得した履歴事項全部証明書・その他、被評価団体から提出された団体情報
対象期間 評価を申し込む当該年度の事業計画策定プロセスと過去2事業年度分の運営実績
評価基準 ベーシック評価基準(25項目)

 

有効期間

有効期間:3年間

ベーシックガバナンスチェックの評価結果の有効期間は、評価実施日(評価確定通知に記載されている第三者評価決定日)から3年間です。更新は被評価団体の任意とし、更新時にベーシック評価基準(23項目)に基づき更新評価を行います。更新を行わない団体はベーシックガバナンスチェックリストから除外され、評価結果は非公開となります。

ベーシックガバナンスチェック手順

ウェブサイトから申込み
会員ページからセルフチェック回答、書類を提出
日本非営利組織評価センター(JCNE)にて評価実施
評価確定通知送付
評価結果公開
※再評価

 

手順における詳しい説明は、お申込みページから『申請マニュアル』をご覧ください。

 

ベーシックガバナンスチェックリスト

ベーシック評価基準の評価結果をベーシックガバナンスチェックリストとして公開し随時更新しています。JCNEでは、第三者組織評価の情報を公開することで、団体の運営状況を広く社会に伝え、評価情報活用者が自ら判断するための情報として利用される取り組みを進めています。ベーシックガバナンスチェックリストに掲載されている団体は継続的に第三者評価を受け、情報開示に積極的な透明性の高い非営利組織として、掲載団体への支援を広く社会に対して推奨しています。

一部の被評価団体の評価結果について非公開としています。

・被評価団体はベーシックガバナンスチェックリストに評価結果を公開とするか否かについて選択することができます。

・条件を満たしていることが確認できなかった場合(非営利組織であることが確認できない、理事会非設置型法人である等)や法令に違反していることが発覚した場合は、評価結果を公開することができません。

・更新を行わない団体は有効期間終了後にベーシックガバナンスチェックリストから除外され、評価結果は非公開となります。

 

ベーシック評価基準

非営利組織の運営状況を評価するための基準項目です。JCNEが主宰した有識者による評価制度開発検討委員会にて策定・改定を行っています。

各基準の詳しい説明は、お申込みページから『申請マニュアル』をご覧ください。

第三者評価基準 1~11

基準No. 項目 評価基準
1 ガバナンス
法令または定款に則り、代表者および役員(理事3人以上、監事1人以上)を選任している。
2 1事業年度に2回以上、法令または定款に則り、理事会を招集し、実際に開催している。
3 法令または定款に則り、理事会の議事録を作成している。
4 法令または定款に則り、理事会で、事業計画・予算・事業報告・決算を審議している。
5 法令または定款に則り、定時社員総会/定時評議員会を招集し、実際に開催している。
6 法令または定款に則り、社員総会/評議員会の議事録を作成している。
7 法令または定款に則り、社員総会/評議員会で、事業計画・予算・事業報告・決算を審議または報告している。
8 役員報酬を支給している場合は、法令、定款または規程に則り、役員報酬の支給を決定するとともに、支払った報酬額(総額)を経費計上し、決算書類に記載している。※
9 監事監査を実施し、監査報告書を作成している。
10 直近の登記事項を登記している。
11 情報公開 事務所に備え置くべき書類を整備し、定款・役員名簿・事業計画書・事業報告書・決算書類を組織のホームページまたは情報公開サイトで公開している。

 

セルフチェック基準 12~25

No. 領域 基準
12 情報公開 組織の所在地および問合せ方法を組織のホームページまたはSNSで公開している。
13 寄付者・支援者等に事業の成果を報告している。
14 コンプライアンス 理事との利益相反を理解し、その有無を確認の上、適切に対応を行っている。
15 個人情報の取扱いに関する規程を定め、取得目的を明示している。
16 法令または規程で定められた保存年数の期間、法定保存文書を保存している。
17 雇用契約を締結している職員がいる場合、法令に基づく労務管理を行っている。※
18 ハラスメント防止策を講じている。
19 組織の目的と事業
組織の目的と事業を文書化している。
20 組織の目的に沿った単年度事業計画を策定している。
21 事業の対象となる社会的ニーズや課題を多様な関係者からくみ取っている。
22 各事業の定期的な振り返りや見直しを行っている。
23 会計・財務
会計に関して、専門知識をもった役職員が担当している、または会計専門職や外部の支援団体からアドバイスを受けている。
24 税務申告と納付を行っている。
25 現金の取扱いや資金管理に関して、複数名でチェックしている。

※8は役員報酬の支給がある場合のみ適用。
※17は雇用がある場合のみ適用。

ベーシック評価の基準項目改訂について

2016年4月 41基準で第三者評価制度を開始
2016年10月 23 基準に改訂
2018年7月 「基礎評価」から「ベーシック評価」に名称を変更
2020年4月 ベーシックガバナンスチェック制度として運用
2023年4月 ベーシック評価基準の改訂(23基準から25基準)
改訂前の旧ベーシック評価基準

ベーシックガバナンスチェック制度お申込みページへ