(公財)日本非営利組織評価センター(以下、当センター)では、2016年の設立より組織評価制度を提供してまいりました。2023年5月末時点で「ベーシックガバナンスチェック制度」の延べ申込み数が「1,000団体」を超えました。
これもひとえに、皆さまからの日頃のご指導・ご鞭撻の賜物でございます。改めて感謝申し上げます。
また、評価を受けたNPOの皆さまは、組織評価にお取り組みいただきありがとうございました。団体の皆さまとご一緒にガバナンスについて考える・見直しをすることで、NPO全体の信頼性・透明性の向上に繋がると考えております。
組織評価制度は、NPOの皆さまからのご理解のうえに成り立つ制度です。これからも組織評価制度をより身近に感じていただけますと幸いです。
ベーシックガバナンスチェックの延べ申込み数が2023年5月末で1,000団体を突破
2020年3月末から2023年5月末時点の約3年間で評価実績数(累計)が約5倍に 助成金申請での活用が広まる
評価結果の公開は365団体に
評価を受けた団体(サンプル85団体)のアンケートから評価を受けた感想を抜粋
ベーシックガバナンスチェックを活用している助成財団よりメッセージをいただきました!
(公財)日本財団 様より
【団体ウェブサイト:https://www.nippon-foundation.or.jp/】
当財団では、助成先のうち、とくに一般社団法人、一般財団法人、特定非営利活動法人を対象に「ベーシックガバナンスチェック」を受けていただいています。 これらの法人は設立しやすいというメリットがある一方で、法人の乱立につながる懸念があり、また組織の体制・運営面における脆弱性についても課題であると認識しています。 客観的かつ体系的な「ベーシックガバナンスチェック」の評価認証制度を活用することで、助成先団体の組織・運営体制の強化を図るとともに、非営利セクターに対する信頼性の向上に期待しています。
(特非)モバイル・コミュニケーション・ファンド(MCF) 様より
【団体ウェブサイト:https://www.mcfund.or.jp/】
ベーシックガバナンスチェックの申し込み件数・1000団体達成おめでとうございます。 当方の助成事業では、2021年度からJCNE様と連携し、 採択団体の皆さんが自団体の組織運営上の弱みに気づいていただくことを目的に、ベーシックガバナンスチェックを受診いただいております。 その結果、 組織基盤を整える意識が高まってきているように感じています。 また、団体の信頼性を担保し、見える化することにより、寄付金収入増や他団体・自治体との連携を進めるための重要なツールとして、グッドガバナンス認証に挑戦する団体も増えてきました。 さらに、任意団体についても評価を受診できる仕組みを特別に整えていたたいた結果、 法人格取得をめざしている団体をはじめ、安定した事業運営を行ううえで参考になっていると、JCNE様への感謝の言葉もいただいています。 微力ではございますが、これからもJCNE様と連携させていただきながらソーシャルセクターの発展に寄与したいと考えておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
(公財)ヤマト福祉財団 様より
【団体ウェブサイト:https://www.yamato-fukushi.jp/】
ベーシックガバナンスチェックの非営利団体の申し込み件数1,000団体達成のお知らせをいただき助成させていただく側として大変喜ばしいかぎりです。ベーシックガバナンスチェック申請団体の皆様は、みな将来の自分のあるべき姿を描きながらガバナンスの重要性を充分に認識して活動をなさっていることと思います。
私たちも信頼ある非営利団体の皆様とともに活動していくことで、より良い社会づくりに貢献したいと思っています。最後に日本非営利組織評価センターの取り組みに深謝申し上げます。
当センター理事長 佐藤 大吾よりメッセージ
「ベーシックガバナンスチェック」制度は、助成金の採択が決定した団体や組織基盤をチェックしたい団体に活用していただいております。
このたび延べ申込数が1,000団体を超えました。例えば助成金が決定した団体は、事業だけではなく、日々の組織運営におけるガバナンスが機能することで、信頼性の高いNPOとして地域社会や市民からの支持を得られると考えています。 NPOを支援する助成団体・個人の方々とっては、信頼性の高い組織であることを知っていただくための評価情報として活用され、NPOの方には組織運営の評価を受けることで、基盤整備に活用していただきたいと願っています。 |
NPOの方へ
当センターの組織評価制度は、資金を提供する側(助成財団など)の視点に立った評価基準になっています。
✔こんな組織であったら支援しやすい
✔お金を出す立場から、NPOにはこれくらいは整えておいて欲しい
資金提供者側の要望に応え、団体としての信頼感を得ることに繋がります。助成金の申請で新たな資金を受け取ることも一つの目的かもしれません。しかし助成金の申請という機会に第三者による組織評価を受診することで、一度、団体の組織運営を見直すきっかけとなります。
お申し込みから約1ヶ月で評価結果がでます。秋の助成金申請の前に組織評価にチャレンジしてみませんか?
お申し込みはこちら➡https://jcne.or.jp/catalog/
助成財団・企業の方へ
助成プログラムにおいて、申請団体に組織評価の利用を呼び掛けることや、助成決定した団体に対して評価受診を促すことで、NPOセクターのガバナンス意識の向上に貢献し、自ら組織運営を振り返り見直す団体を増やしていくきっかけになります。
組織評価を活用して組織基盤を整備し、継続的に事業を展開できる団体が増えることは、助成プログラムの社会的な効果を拡大させることにもつながります。助成プログラムにおいて、当センターの組織評価制度をご活用いただける助成財団・コミュニティ財団・企業を募集しています。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら➡https://jcne.or.jp/bgc-contact-form/
ベーシックガバナンスチェック制度とは?
【URL】https://jcne.or.jp/catalog/
ベーシックガバナンスチェックとは、ベーシック評価基準25項目に基づく簡易的な組織評価です。NPOの組織運営について、法令・定款に基づいた基本的なガバナンスが適切に行われているかどうかを評価するものです。結果はベーシックガバナンスチェックリストで公開され、第三者評価を受け情報開示に積極的な透明性の高い団体であることを社会へアピールできます。
(公財)日本非営利組織評価センター(JCNE)とは?
日本非営利組織評価センターは、2016年4月1日、社会に対して客観的かつ信頼性のある組織評価情報を提供し、NPOの信頼性向上を目指し、さまざまな支援がNPO等に届く仕組みをつくることを目的に設立されました。また、非営利組織評価センターでは、「グッドガバナンス認証」、「アドバンス評価」、「ベーシックガバナンスチェック」という3種類の評価・認証制度を実施しており、団体自ら積極的に第三者機関による組織評価を受け、信頼性・透明性の向上に努めているNPOとして評価されます。
<当件に関するお問い合わせ>
(公財)日本非営利組織評価センター(担当:浦邉)
E₋mail:office@jcne.or.jp