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2020年12月18日

【開催報告】第1回目「非営利組織のためのガバナンス相談室」を開催しました

当センターでは、非営利組織のガバナンスについて、気軽に相談できる場「非営利組織のためのガバナンス相談室」を2020年12月17日(木)10時からオンラインで開催しました。

第1回となる今回は、NPO支援を行っている中間支援組織の方を対象に8名の方が全国各地から参加してくださいました。

 

 

非営利組織のガバナンスと言っても、その範囲は非常に広いものです。ガバナンスに関するお悩みは、本を読んだり、ネットで調べたりしても、なかなか解決しないこともあります。
この相談室では、長年、非営利組織のガバナンスの向上に取り組んできた、(公財)公益法人協会会長で、当センターの理事長でもある太田達男が参加者の疑問やお悩みにZoomを使用したオンラインサロン形式でお答えするというものです。

太田によるミニレクチャーの後、みなさまからのご質問、お悩み、ご相談にお答えつつ、地域の中で非営利組織のガバナンスをどのように向上させていくのかということをみなさんでディスカッションしていきました。法人格に捉われず、広い意味での非営利組織のガバナンスや、それに関連する組織運営全般を話題に進めていきました。

 

第1回「非営利組織のためのガバナンス相談室」
~地域で非営利組織のガバナンスを向上させるためには~

日時:2020年12月17日(木)10:00~11:30
方法:Zoom
対象:地域の中間支援組織のみなさま
参加者:8名
主催:(一財)非営利組織評価センター
内容:
10:00 オープニング
10:10 ミニ講演 太田理事長
    ・中間支援組織として押さえておくべき、非営利組織のガバナンス
10:40 参加者からの質疑応答とディスカッション
11:30 終了

 

 

太田理事長によるミニ講演は、非営利組織のガバナンスの必要性。非営利組織の経営原則は定款自治であること、自律した経営にはルールを決めて運営を行うこと、第三者や行政などの他の勢力から指示されるのではなく自ら意思決定を行い、自己責任で組織運営をすることなどなどを参加者のみなさんにレクチャーしました。
ガバナンスをわかりやすく説明する例えとして、家族が外食する状況をモデルにして説明されていました。

 ・料理のジャンル決め=決定
 ・お店選びと外食=業務執行
 ・食後の感想=監査

太田理事長のレクチャーの後は、参加者のみなさんと質疑応答を兼ねたディスカッションでした。ガバナンスの必要性をどう伝えていくか、ガバナンスなくして事業なし、団体の成長段階にあわせたガバナンス、JCNEのグッドガバナンス認証とベーシックガバナンスチェック、経営と事業を分けて考えることの重要性、ディスクロージャーの意義、有償ボランティア、外部理事と事務局との関係性など、様々な話題でディスカッションとなりました。
ガバナンスだけをテーマにした1時間半となりました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

次回は、1月にグッドガバナンス認証団体やベーシックガバナンスチェック団体を対象にして開催予定です。

次回、開催のご案内はこちらから