JCNEとは
日本非営利組織評価センター(JCNE)概要
名称
公益財団法人 日本非営利組織評価センター
Japan Center for NPO Evaluation(JCNE)
設立年月日
2016年(平成28年)4月1日
ロゴマーク
日本非営利組織評価センターの英語名は Japan Center for NPO Evaluation です。
AssessmentとEvaluationの違いですが、日本語ではどちらも評価と訳します。Assessment(アセスメント)は査定・測定。Evaluation(エバリュエーション)はより広く、測定だけでは終わらず、今後より良くしていくにはどうしたらいいか? という改善のための評価の意味を含んでいます。
言葉の解釈は感覚的なものですが、私たちJCNEが希求するNPO Evaluationには、より良いNPOのための評価活動とNPOの事業によってより良い社会を目指す、この二つの意味を持たせました。
さらにロゴマークには、きちんとした物差し(基準)で測り成長することは大切だが、NPOの価値は多様性にあり、多様性を大切にするというメッセージを表現しました。
まっすぐに立つ「N(PO)」と後方で陰ながら支える「E(valuation)」のNとEの組み合わせ。グラフのように縦横に伸びる線は多様な価値観を尊重する評価を意味します。
NPOを支援する団体・個人の皆様にとっては、信頼できる組織であることを知っていただくための評価情報ですが、NPOの方には組織の運営状況の評価を受けることで、基盤整備に活用していただきたいと願っています。
事業目的
民間公益団体及び民間公益団体が実施する公益活動に関する情報公開の推進や評価・認証を行うことで、民間公益団体の組織基盤の強化や透明性の向上による適切な事業の運営を促進するとともに、受益者、支援者、行政、助成財団及び企業等、公益活動を取り巻く関係者に客観的かつ信頼性のある情報を提供し、民間公益団体の信頼性向上を図ることをもって、より良い市民社会の創造に寄与することを目的とする。
事業内容
- 公益活動を行う団体の評価・認証の実施及び評価認証情報の公開に係る事業
- 公益活動を行う団体の組織及び事業の情報公開を促進する事業
- 公益活動を行う団体が提供するサービスの質の向上に寄与する事業
- 公益活動に係る調査・研究、提言、社会資源開発、情報収集・発信等に関する事業
- 評価認証制度に携わる人材育成に係る事業
- 前各号の事業を推進・啓発する事業のほか、この法人の目的を達成するために必要な事業
基本財産等
(2016年4月1日設立時) 基本財産 3,000,000円
2016年度 事業活動支出予算 53,000,000円
創立の経緯
2016年4月1日、全国の非営利組織の評価を行うことで信頼できる組織の情報を広く社会に発信し、支援環境の充実に寄与するために日本非営利組織評価センター(JCNE)を設立しました。
1998年に特定非営利活動促進法が制定されて以来、5万を超えるNPOが法人格を取得し活躍しています。一般法人も4万団体を超えました。これらの中で公益活動を行う非営利組織の皆様の手によって様々な課題がサポートされています。
そして2011年の3.11東日本大震災以降、全国で寄付支援やボランティア参加の意識が高まっています。
チャリティの歴史が長い諸外国では、第三者である評価機関が寄付等を受けて活動する団体の運営状況を評価認証し、結果を公開しています。日本でも同様の非営利組織の評価が必要な時期になりました。
この日本非営利組織評価センターは民間セクターの手で作りたいという願いから、多くの団体に設立のご支援をいただきました。株式会社をはじめ助成財団、NPO、一般法人といった多様な設立発起人からのご出捐。そして賛同パートナーである助成財団からの応援を得ています。さらに5年後の自立を目指し事業運営には日本財団の助成をいただいています。
組織・体制
沿革
2014年9月 | センター設立検討委員会発足 |
2015年11月 | 組織評価の実証実験の実施 |
2016年4月 | 一般財団法人非営利組織評価センター設立 |
5月 | 組織評価「ベーシック評価」の開発 |
10月 | ベーシック評価の運用開始 |
2017年3月 | 日本初、全国規模の第三者組織評価の公開(ベーシック評価) |
5月 | 組織評価「アドバンス評価」の開発 |
6月 | ICFOに日本の評価機関として加盟 |
9月 | アドバンス評価の実証実験の実施 |
2018年7月 | 日本初、グッドガバナンス認証制度開始(アドバンス評価に基づく) |
2019年3月 | グッドガバナンス認証取得団体の公開 |
4月 | 公益法人・社会福祉法人を評価の対象に |
5月 | 評価情報を活用する助成プログラムが8種類に (休眠預金の資金分配団体公募を含む) |
2020年5月 | 「アドバンス評価」オンラインによる訪問評価の実施開始 |
7月 | 「ベーシック評価」を「ベーシックガバナンスチェック制度」にリニューアル |
2021年3月 | グッドガバナンス認証取得団体が累計36団体に |
2022年3月 | 評価情報を活用する助成プログラムが12種類に グッドガバナンス認証取得団体が累計53団体に |
設立のご支援者
この団体は、全国の多様な民間セクター団体のご支援によって設立されました。
設立発起人 ※五十音順
賛同パートナー ※五十音順
公益財団法人 キリン福祉財団
公益財団法人 笹川平和財団
公益財団法人 助成財団センター
公益財団法人 損保ジャパン日本興亜環境財団
公益財団法人 損保ジャパン日本興亜福祉財団
公益財団法人 庭野平和財団
公益財団法人 三菱財団