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2022年5月14日

【開催報告】JCNE助成金活用セミナー「徹底解説!助成金の見つけ方」を2022年5月12日に開催しました

非営利組織評価センターの組織評価・認証制度について、助成プログラムでの活用が少しずつ拡がっています。助成金申請書で組織評価の実績を記載したり、助成決定した団体にベーシックガバナンスチェックを受けてもらうなど、助成財団と連携しています。
そこで、組織評価をすでに活用して、あるいはこれから活用して組織基盤強化を図りたいと考えている団体を対象に、組織基盤強化の観点から助成金の活用をお伝えするセミナーを開催しました。

第2弾は「徹底解説!助成金の見つけ方」です。
NPOが活用できる助成プログラムは何件くらいあるのでしょうか?
ざっくりとした数字ですが、全国規模のもので300~350件、都道府県域の地域限定のもので30~50件、350~400件程度の助成プログラムがあります。今回は、そんな助成金の情報の入手の仕方、調べ方、見つけ方を徹底解説します。
このテーマで1時間のセミナーを開催すると言えば、どれだけ「徹底解説」ぶりかはわかると思います。一般的な方法からマニアックの方法まで、今すぐ使えるノウハウを説明します。組織基盤強化のために助成金を活用する第一歩として、まずは助成金情報の収集をしましょう。あわせて、組織評価による団体の基盤強化についてもご案内いたします。
講師は長年、全国各地で助成金セミナーの講師を務めてきた当センター業務執行理事の山田泰久が担当します。

★当センターと助成財団との連携については、こちらをご覧ください。
助成金の申請をお考えのNPOのみなさまへ
https://jcne.or.jp/banner-npo/

 

JCNE助成金活用セミナー「徹底解説!助成金の見つけ方」

日 時:2022年5月12日(木)10:00~11:00
場 所:Zoom(オンライン)
対 象:以下の3つの条件、すべてに当てはまる団体関係者
①法人格のあるNPO(NPO法人、一般法人、公益法人、社会福祉法人)
②団体や事業の成長のために助成金を活用したい団体
③JCNEの組織評価を活用して組織基盤強化を図りたい団体
参加者:32名
主 催:(一財)非営利組織評価センター
助 成:(公財)日本財団

<レクチャー内容>
「助成金が決まったら・・・」
講師:山田泰久(当センター業務執行理事)
・助成金と補助金という言葉
・全国募集と地域募集
・データベースや情報サイトで調べる
・よくチェックしているサイト、メルマガ
・類似団体の実績を調べる
・休眠預金を調べる
・社員推薦の支援プログラムを調べる
・地域募集を調べる
・新しい助成プログラムの流れ
・気になる助成プログラムを見つけたら
・助成金カレンダーのススメ

セミナーのプレゼン資料(ダイジェスト版)
https://jcne.or.jp/data/jcnejyoseikin02.pdf

ベーシックガバナンスチェックの説明資料
https://jcne.or.jp/data/JCNEbasicVer.02.pdf

今回は参加者の中から、大泉さん、内藤さんのお二人に開催レポートを作成していただきましたので、掲載いたします。
(大泉さん、内藤さん、ありがとうございました。)

①全体の感想(200~400文字程度)
「徹底解説!助成金の見つけ方」のタイトル通り、何を使って、何のために、どんな方法で助成金を探すという部分を具体的に学べる講座でした。
本講座を受け、助成金申請は広報に似ていると感じました。例えば、同じ市から出る補助金でも、どこの課が出すかによって、成果や目指すものが違うこともあります。自分たちの目指すゴールと、相手の望んでいる成果がマッチングしているか、調べることが大切だと分かりました。助成金・補助金の選択肢が広く、多様になっている現在だからこそ、自分の団体を深く知り、助成元の相手を調べ理解することの重要性が増していると考えました。
講座を受ける前は、助成金について知る勉強の仕方が分からないという状態でしたが、自分で勉強できることがまだまだあるということが分かりました。まずは、今回おススメされたサイト・本で助成金を探したり、勉強したりしたいと思います。

②セミナーの中で印象に残ったこと、勉強になったことなど
・自分たちの活動の可視化・価値化をする。多くのNPOが存在する中で、気づいてもらうため、客観的な視点を持って言語化していくことが大切。
・助成金を使い切る消費と、助成金が終わった後の何が残るかのリターンの考え方。
・NPOだからこそ、単純に「寄付してくれてありがとう」終わらない関係性づくり・ネットワークの大切さ。
・地方自治体・国と民間での違いやポイントを知った。自分の中で、整理しきれていない部分が、表になっていて勉強になった。
・自分の団体にピッタリの助成金を探すためには、助成元がこれまでどんな団体にお金を出してきたかと、自分が所属する団体の規感・実績・どのレベルにあるかを把握する。
・基礎トレーニング:助成プログラムを30ピックアップ→助成金カレンダーの作成→ピックアップしたうち、10の募集要項を読む→助成プログラムの感覚をつかむ。
・助成金の選択肢、最新情報が分かった。中でも公募していないけれど、社員推薦というの支援プログラムが多くあることが分かって驚いた。
すぐにでも使えるノウハウで分かりやすく素晴らしい講義をありがとうございました。

(作成:大泉さんごさんさん)

①全体の感想
今回の講座では、助成金の情報をどのように見つけるかという具体的な方法に加えて、その助成金に申請するべきかどうかの判断をどのようにつけるかということが大変勉強になりました。特に印象に残ったことは、「類似団体の事業報告をチェックしておくこと」と「応募したい助成金の助成実績一覧を見て自分たちに合いそうかどうか判断すること」です。
非営利団体のファンドレイジングをサポートしている中で、助成金業務になかなか時間を割けなかったり、手探りで行われている団体さんもいらっしゃり、今回講座であげていただいた助成金情報の収集方法やデータベース等を早速活用させていただきます。参加させていただきありがとうございました。

②セミナーの中で印象に残ったこと、勉強になったことなど
・類似団体の事業報告をチェックしておくと、公募情報に掲載されないような助成金情報がある場合もあること
・応募したい助成金の助成実績一覧を見て自分たちに合いそうかどうか判断すること
・社員推薦の支援プログラムが多くあること
・自分たちはどんな価値を社会に提供できるか、助成元にどのような影響が考えられるか、活動の中の価値を言語化すること
・市町村・都道府県募集レベルから全国募集レベルへステップアップするようなイメージで、実績をつくり信頼を確保していくこと
(作成:内藤千賀さん)

以上